空き家の管理は何をすればいい?持ち続ける前に確認したいこと

実家や空き家のことを考え始めると、
管理のことが気になってきます。

空き家を持ち続けるなら、定期的な管理は必要です。
ただし、完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

まずは今の状態を確認し、
無理のない管理の方法を考えることから始めます。

まずは、ここから一緒に整理します

すぐに完璧を目指さなくて大丈夫です。
今の状態を見るところから始めましょう。


人が住まなくなった家は、
思った以上に変化が出やすくなります。

換気や通水、掃除、庭木の手入れなどが止まると、小さな傷みや近隣への影響に気づきにくくなります。

この記事では、
空き家を持ち続ける可能性がある方に向けて、
まず確認しておきたいことと、現地で見ておきたい場所を整理します。

こんな方におすすめです
  • 実家や空き家を、しばらく持ち続ける可能性がある方
  • いま管理ができているか、気になっている方
  • 何を確認すればよいか分からないまま、時間が経っている方
  • 見に行くのが難しく、続け方を整理したい方
この記事を読むとわかること
  • 空き家の管理で、まず確認することがわかる
  • 現地で見ておきたい場所と、頻度の目安がわかる
  • 管理が難しいときの選択肢がわかる
この記事は、管理・維持の入門記事です

この記事は、空き家を持ち続ける方に向けた「管理の入口」です。

管理のすべてを、ここで決める必要はありません。
ただ、状態を見ておくことは、持ち続けるなら欠かせません。

まずは、何を確認すればよいかを順番に見ていきます。

目次

空き家を持ち続けるなら、定期的な管理が必要です

人が住まなくなった家は、住んでいる家よりも傷みが早く出やすいものです。

まずは状態を見て、小さな変化に気づけるようにすることが大切です。

管理は「気づける状態」づくり

空き家の管理で大切なのは、きれいに保つことだけではありません。
小さな変化に早めに気づける状態にしておくことです。

小さな傷みや変化に早めに気づき、
後の修繕や家族の負担を大きくしないために行うものです。

ほんの小さな変化が、
気づかないうちに大きな修繕や負担につながることがあります。

早めに気づけば、簡単な掃除や手入れで済むことが多いものです。
気づくのが遅れると、修繕や業者への依頼が必要になることがあります。

定期的に状態を見ておくことは、家のためだけではありません。
後の自分や家族の負担を、小さくしておくための準備でもあります。

人が住まなくなった家は、住んでいるときと比べて変化が出やすくなります

人が住んでいる家と、空き家の大きな違いは、
毎日の小さな手入れがあるかどうかです。

窓を開ける。
水を流す。
掃除をする。

こうした日常の動作が止まると、
家は少しずつ変化が出始めます。

空き家で変化が出やすい4つのこと

  • 通気・換気:湿気やカビにつながりやすい
  • 排水・通水:においや害虫に気づきにくい
  • 補修・修繕:雨漏りや外壁の傷みが進みやすい
  • 清掃・手入れ:草木や郵便物が近隣への影響につながりやすい 清掃・手入れ:草木や郵便物が近隣への影響につながりやすい

通気・換気がされない

窓を開ける機会がなくなると、湿気がこもりやすくなります。
木材の腐食や、カビ・結露につながることがあります。

排水・通水がされない

水まわりを使わない期間が長くなると、配管が傷みやすくなります。
においや害虫に気づくのが遅れることもあります。

補修・修繕がされない

雨漏りや外壁の傷みは、見に行かないと気づきにくいものです。
小さな傷みでも、時間が経つと対応が大きくなることがあります。

清掃・手入れがされない

庭木が伸びる。郵便物がたまる。
小さな変化でも、近隣への影響につながることがあります。

これらは、ひとつひとつは小さな変化です。
ただ、気づかないまま重なると、対応が大きくなりやすいものです。

月に1回でも状態を見ておくと、変化に早めに気づきやすくなります。

現地に行く前に、名義・管理状況・連絡先を確認します

名義・管理状況・連絡先の3つが分かると、
次に何をすればよいかが見えてきます。

完璧に調べる必要はありません。
まずは、今の状態を整理することが大切です。

なお、名義を確認するのは、相続の話を進めるためだけではありません。
管理や修繕について、誰が判断できるかを見るためでもあります。

① 名義は誰のものか

登記上の名義を確認します。

以前のままの名義か、相続後に変更されているか、共有名義になっているか。

② 最後に見に行ったのはいつか

直近で誰かが見に行った時期を確認します。

半年以上見ていない場合は、まず一度現地を見るところから始めます。

③ 近隣への連絡先は伝わっているか

何かあったときに連絡が届く先を確認します。

信頼できる近隣の方や自治会など、無理のない範囲で考えておきます。

まずは、この3つから整理していきます。

現地では、外観・屋内・敷地内の3つを確認します

空き家管理で確認する3つの場所(外観・屋内・敷地内)を整理した図解

現地に行ったときは、場所を3つに分けて見ると整理しやすくなります。

すべてを一度に見る必要はありません。
気になるところから、ひとつずつ確認していきます。

① 外観

家の外側は、雨や風の影響を受けやすい場所です。

屋根・外壁・窓・門や塀の傷みを確認します。

② 屋内

屋内は、湿気と水まわりを中心に確認します。

雨漏り・カビ・水まわり・換気の状態を見ます。

③ 敷地内

敷地内は、近隣への影響につながりやすい場所です。

草木・郵便物・ゴミ・施錠の状態を確認します。

空き家をそのままにしておくと、
草木や郵便物などがきっかけで、近隣トラブルにつながることがあります。

詳しいチェックリストはこちら

現地で見るべき項目を、外観・屋内・敷地内ごとに一覧でまとめています。
印刷して持っていくこともできます。

見回りは、月1回をひとつの目安にすると続けやすくなります

毎週のように行く必要はありません。
まずは月1回を目安に、無理なく続けられる頻度を考えます。

家から遠い場合や、家の状態によっては、
頻度を変えてもよいです。

  • 雨の多い季節は、雨漏りや湿気の確認を少し増やす
  • 台風や地震のあとは、外観の傷みを確認する
  • 冬は、水道の凍結や配管の傷みに気をつける

毎回すべての項目を見る必要もありません。
今日は外観、次は屋内、と分けて見ても大丈夫です。

自分で行くのが難しいときは、
近くに住む家族や知人に頼む方法もあります。

カピバラ

毎回すべてを見ようとしなくても大丈夫です。
今日は外まわりだけ、次は屋内だけ、という進め方でも管理は始められます。

管理が難しい場合は、外部サービスや活用・売却も選択肢になります

ここまで読んで、

  • 自分では管理を続けられそうにない、
  • 遠方に住んでいて、定期的な管理が難しい

と感じる方もいるかもしれません。

その場合、人に頼むか、活用を検討することになります。
空き家は、管理が止まったまま時間が経つほど、選べる方法は少なくなりやすくなります。

大きく分けると、次の2つの方向があります。

今後その家を使う予定がある場合

管理の一部を、外部のサービスに頼む方法があります。

庭木の手入れ、定期的な見回り、簡単な清掃など、業者に依頼できることもあります。

費用はかかりますが、家の状態を保ちやすくなります。

今後その家を使う予定がない場合

今後使う予定がない場合は、貸す・売るなどの選択肢を整理します。

建物の状態や立地によっては、
解体も選択肢のひとつになることがあります。

どちらの方向が合っているかは、家族の状況や、家の状態によって変わります。

気になる方向から、確認してみてください。

→ 活用・売却の記事へ


→ 費用・負担の記事へ

今日やることは、次に家を見に行く日を決めることです

ここまで読んだら、まずは次に家を見に行く日を決めれば十分です。

行く日が決まると、誰と・いつ・何を見るかが整理しやすくなります。

カレンダーに1日、予定を入れてみましょう。
完璧な準備は必要ありません。仮の日でも大丈夫です。

  • 今月のうち、行けそうな日はあるか
  • 自分が行けない場合、頼める人はいるか
  • 現地で何かあったときに、すぐ連絡できる人はいるか

「いつか行く」のままだと、なかなか動き出せないものです。

予定が決まると、何を持っていくか、誰と行くかも考えやすくなります。

そこから、費用のこと、これからの使い方を順番に考えやすくなります。

この記事のポイント

空き家を持ち続けるなら、定期的に状態を見ておくことが大切です。
ただし、最初から完璧にやろうとしなくて大丈夫です。

最後に、この記事の流れをもう一度まとめます。

  • 空き家を持ち続けるなら、定期的な管理は必要です
  • 現地に行く前に、名義・管理状況・連絡先を確認します
  • 現地では、外観・屋内・敷地内の3つを見ます
  • 見回りは、月1回をひとつの目安にすると続けやすくなります
  • 管理が難しい場合は、外部サービスや活用・売却も選択肢になります
  • 今日できる一歩は、次に家を見に行く日を決めることです

次に読むおすすめページ

管理のことが整理できたら、気になるテーマから順番に見ていけば大丈夫です。

費用・負担、活用・売却。
管理の先には、いくつかの選択肢があります。

詳しいチェックリストを見たい方へ

現地で見るべき項目を、外観・屋内・敷地内ごとに一覧でまとめています。

持ち続ける場合の費用が気になる方へ

管理を続ける場合に、どんな費用がかかりやすいかを整理したい方は、こちらの記事で確認してみてください。

使う予定がない場合の選択肢を知りたい方へ

貸す・売る・活用するなど、方向を考える前に整理しておきたいことを確認できます。

全体の流れをもう一度確認したい方へ

空き家のことを、相続・管理・費用・活用の4つに分けて整理する全体ガイドです。

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